パノルムス王は幼少の頃より伝説に伝え聞いていた幻の戦闘種族、赤闘族の女戦士レッドソニアの力を見込み彼女にカルタゴ王への軍団派遣要請の書簡を持たせたアルティミス姫の命を託した! |
ソニア「小さな島の小国同士の小競り合い、適当に戦い金を受け取って大陸に引き揚げるつもりが…国の運命を背負う姫君の護衛だなんて!成り行きとはいえ厄介な任務を引き受けてしまったものだわ。」 |
いくつもの戦場を越えれば顔も知らぬ他人の恨みを買うこともある、何の保障もない傭兵家業なら尚のこと厄介ごとを背負い込むのは避けるべきなのだ…だが、一介の戦士に過ぎぬ自身に対するパノルムスの姫、アルティミスの裏表のない態度にソニアの気持ちが動いた。 ソニア「船で海を越えるだけの簡単な仕事、地中海は波がおだやかだしリスクは少ない…カルタゴまでの航海、危険があるとすれば賊の襲撃くらいか…」 アルティミス姫とそのお付の従者たちがカルタゴ行きの船へと乗り込む、ソニアは肩から下げた真紅のマントをひるがえすと数人の騎士たちと供にその後に続き船へと乗り込む。 |
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