ローマの若き女獅子!スキピオは一年以上もイタリアの長靴の中を暴れまわっていたハンニバル将軍を押し返すことに成功した、カルタゴ本国からの物資の補給路を完全に断たれてしまったハンニバルはローマの同盟都市の執拗な抵抗もありローマの首都攻略を断念!ローマへ乗り込んだ時と同じ陸路をとりカルタゴへと帰還した。 スキピオはこの期を逃すまいとローマの全軍団の指揮権を自分に与えてくれるよう元老院に進言するとイタリアの盾と呼ばれる老将ファビウスに首都ローマの守りを託し自分は副将のレリウスと共に急いでハンニバル将軍の跡を追った! すさまじい強行軍!舗装された道路であれば一日に百キロを踏破すると言われるローマ軍の最大戦速でカルタゴの支配地域である北アフリカへと辿り着いたスキピオはまず亡き父の友人であるヌミディア王、マシニッサと連絡を取った、コルネリウスの娘であるスキピオの頼みにマシニッサは喜び勇むと歩兵6000に鍛え抜かれたヌミディアの精鋭騎兵、4000を引き連れスキピオの下へ馳せ参じた! カルタゴに帰還したハンニバルはスキピオが率いるローマ軍の動きに全く気が付いていなかった、ハンニバルもハミルカルもスキピオが乗り込んで来るとするなら時間がかかり危険も多い陸路ではなく海軍を用いて海から来る戦法を取ると思っていた、ハンニバルが海へと偵察に出た際にアルティミスたちを海賊どもから救出したのは全くの偶然だった。 ローマ海軍の動きが全くと言っていいほど見られなかったことからハミルカルはローマ軍は陸からやって来ると確信していた!大軍を率いての行軍にはかなりの日数を要すると踏んでいたハミルカルは完全に油断していた、ハミルカルはハンニバルに首都の守りを任せると10000の歩兵と2000の騎兵を引きつれてアルティミス姫と共にシチリア島へと渡ってしまう。 |
ハミルカルはシチリア島の戦況が一刻を争う状況になっていることに気がついていたので先にそちらを片付けてしまってからハンニバルと二人で陸から来たスキピオにじっくりと相対するつもりであったのだ…しかし!スキピオの圧倒的な行動力の前にハミルカルの思惑は完全に的を外してしまっていた! 初めにローマ軍のカルタゴ領内への進入に気がついたのはマシニッサを陥れ王座を奪った新しいヌミディア王シファチェであった!ローマ軍はすでにザマと呼ばれる土地の百キロほど西方の街、ナッラガラに到着しカルタゴ軍との決戦の準備に入っていた! 「ローマとの決戦の時は来た!急ぎハミルカル将軍に使者を送れ!」 シファチェの召使いが駆る馬がカルタゴの王城へと向かう、その使者の報告を受けたハンニバル将軍はシチリアからハミルカルを呼び戻すのは時間的タイミング的に難しいと悟るやすかさずシファチェの軍と合流した、この戦い!間違いなく己とスキピオの壮絶な一騎討ちとなる!ハンニバルはそう予感していた!この一戦で全ての未来が決まる、カルタゴか?それともローマか?地中海世界の覇権!そこに生きる全ての人々の運命さえも! ハンニバルは静かに目を閉じると斥候からの報告を待っていた、ハンニバルは彼女が居る場所から6キロほど先までスキピオが行軍して来たと言う報告を受けるとすかさずスキピオの元へ使者を送り自分とスキピオ将軍の二人きりで重要な話がしたいと会談を申し入れた。 「スキピオ様!私は反対です!二人きりで会談するなど…ハンニバルめの罠に決まっております!」 常にスキピオの傍にいて共に戦って来た副将のレリウスがスキピオをそう説得する!その忠告に対しスキピオは… 「レリウスよ!私はハンニバル将軍とは戦場で何度も顔を合わせている…だからわかるのだ!誇り高い彼女が今さらそんな汚い手を使うとは思えぬ…その会談の申し込み!受けよう!」 「そんな!危険です!」 レリウスは焦った、スキピオは史上稀に見る有能な将軍だが人がよすぎる!もしも…これがハンニバルの罠であったなら、ローマは戦う前に最高司令官を失うこととなるのだ。 「スキピオ様!あなたたちは同じ女性同士だ!ハンニバル将軍の才能を尊敬する貴女の気持ちは良くわかりますが賢い選択ではありませんぞ!万が一と言うこともあります、どうかお考え直しを!」 「くどいぞレリウス!」 |
スキピオはレリウスをキッと睨みつけるとそう叱りつけた、だがレリウスの言わんとしていることもスキピオは良くわかっていた、彼女は誇り高き市民によるローマの正規軍全体の指揮を元老員の議員達から任された責任のある身だった、スキピオの若さで全軍の指揮を任されるなど平時では考えられない異例の出来事であったのだ!それに…もしスキピオがハンニバルに殺されたなら残った全軍が危険に晒されることになるのだった。 「…わかった!レリウスよ!お前は会談中はテント近くの茂みにでも潜んで周囲を見張れ!何かあればすぐ私を助けに来るのだ!」 「わかりました!この命に代えても必ずや貴女をお守り致します!」 真剣な面持ちでそう言葉を返す副将に対し思わず笑いをこぼしてしまうスキピオ、小さな頃から自分の傍にいるこのレリウスと言う男はスキピオと一緒に軍に入ってからは様々な軍務も手伝うようになって今や彼女の右腕のような存在となっていた。 「ふふふ♪お前のそういう真面目な所は好きだが抜くべきところはきちんと抜かないと駄目だぞ!レリウスくん♪」 「はッ!!」 そのスキピオの返事を聞いたハンニバルによって会談の場所と時間が指定された、両軍が陣地を築いている場所のちょうど中ほどに小さなテントが設置されそのテントで史上最強の戦術家同士の会談が行われることとなった。 |
紫のマントに身を包んだハンニバルが白い布で作られたテントに入場したのを確認するとハンニバルに忠誠を誓う熟練の傭兵たちは会談の場を離れ陣地へと戻った。 マシニッサは騎馬の鞍に座ったままハンニバルの反対側からスキピオがテントに入場するのを確認するとこっそりとその背に乗せていたレリウスをその場に降ろしワザと派手な土煙を上げて陣地へと戻った、その土煙にまぎれレリウスがテントのすぐ近くにあった茂みにその身を伏せる。 そして会談は始まった、二人の偉大な女将軍は互いに向かい会うように、木製の椅子に座っていた、まずはハンニバルが口火を切る。 「おそらく、最も幸福な選択は、ローマ人が長靴より外へは触手を伸ばさずカルタゴ人がアフリカ以外には出ていかないことであったろう…カルタゴとローマの争いの種は地中海に点在する豊かな島々であり、スペインであったのだから。」 …穏やかな口調、感情のあまり見え無い表情で話をするハンニバル、スキピオは黙ってハンニバルの言葉を聞いていた。 「だが、これはもはや過去のことであり、問題は現在にある。現在我々は共に自国の存亡を賭けて闘うまでになった。ゆえに、この危険な賭を回避したければ両国間の争いをやめるしかない。 わたしには、それをする用意がある。なぜならわたし自らの経験からも、運と言うものはわれわれ人間を、まるで幼児に対するかのように弄ぶものであると言うことを学んだからだ。」 条件をつけてでもこの戦争を回避したい、スキピオにはハンニバルが今そのような話しをしたような気がした…ローマ本国にまで乗り込んで闘えば連戦連勝!実に8万人以上のローマ兵を大殺戮したあの悪魔のようなハンニバル将軍がいったいどういう風の吹き回しなのか?スキピオには無表情なハンニバルの表情がなぜだか泣いているようにも見えた、しかしスキピオは… 「ハンニバル将軍!以前ご自分がイタリアでなさったように今度は私たちローマに自国に乗り込まれて恐ろしくなったのですか?あれだけの犠牲を出しておいて今更この戦争をやめにしようなどと!どの口で言うのです?」 ここは戦場ではなく話し合いの場、会談の場なのだ、相手に失礼のないよう平静を装っていたスキピオであったがハンニバルはスキピオが守りたいと願うローマの市民たちをあまりにたくさん殺しすぎていた、その中には自分の父親も居たのだ!スキピオは言葉を続ける! 「ローマとて望んで戦争をしているワケではない!領土の拡大は周辺諸国の蛮族に対する防衛線の確立の為に必要な事なのだ!好きで人を殺しているのではない!みな内心では平和を望んでいるんだ!」 トレビア川で!トラシメヌス湖畔で!カンネーで!無残に切り刻まれ死に絶えた多くの将兵たち!胸の奥底から吹き上げ喉元まで込み上げてくる憎しみ…そして静かな怒りがスキピオの中で膨らんでゆく! 「覚えておいでだろうか?1年ほど前…ローマはカルタゴに対し正式に講和の申し込みをしました!私はあの時!双方の国に住まう人々の平和を想い元老員の議会のみならず市民集会さえも巻き込みローマとカルタゴの講和を承認させたのです!」 静かだったスキピオの口調が次第に激しくなりハンニバルを更に攻め立ててゆく!ハンニバルは何か思うところがあるのかただジッと黙って呪いの言葉をぶちまけるスキピオ将軍の話を聞いていた。 |
「それを貴女は蹴りましたね?執拗にイタリアの長靴の中に留まり続けて自分から出ていこうとはしなかった!私が計略を用いてカルタゴからの補給部隊を壊滅させ貴女を無理矢理追い出したのだッ!」 怒りのあまり立ち上がったスキピオは木製の椅子を足で倒してしまった、その怒号と椅子の倒れる音を聞いたレリウスはサッと飛び起き素早くテントの入り口の脇で身を屈め中の様子を伺った、スキピオが息を荒げて抜き身のグラディウスを敵将の鼻先へと突きつけていた。 「このハンニバルの首を落とすことでオマエの全ての憎しみと闘いが潰えると言うのであれば遠慮なく落とすがいい!この首!くれてやる!」 ハンニバルはそう言うとマントの襟元をはだけて剣を握って立つスキピオの前に差し出した、この思いもよらぬハンニバルの行動にスキピオもレリウスもどうしていいのかわからなくなり激しく動揺していた、剣を握るスキピオの手に汗が噴出す!しばらくの沈黙の後、スキピオは剣を腰に吊るした鞘に納めた。 「ハンニバル!イタリアからカルタゴへと引き上げた数週間の間にいったい何があったのです?何が貴女の心をそこまで変えてしまったのですか?このスキピオに…これ以上どうしろと言うのです?私に…戦いをやめて貴女と講和しろ…と? 無理です…!ここまで状況が進んでしまっては…ローマの元老員が!何より多くの家族を失った市民たちが納得するはずが無い!もうそれはできない、私のローマか…貴女の故国、カルタゴが滅びるまで戦うしか…道はない…後戻りなどできないのです、どうして…もっと早く講和を飲んで頂ければ!今日と言う運命は避けられたかも知れないのに!」 スキピオはハンニバルより少しだけ若かったが年が近かった、同い年の女性が戦場で男顔負けの戦いの才能を発揮し前人未踏の輝かしい戦果を上げ続けてきたのだ!抜き身の刃をぶつけ合い殺し合う敵同士ではあったがスキピオはハンニバルと幾度も戦場で出会い闘い続けるうちに憎しみや恨みよりもハンニバルと言う人間が持つ能力と才能!その魅力に惚れこんでしまった! スキピオは自分でも気がつかないうちにいつしか彼女に憧れていたのだ!だからこそ、ハンニバルが申し込んで来たこの二人きりの会談も受けようと言う気持ちになったのだった、二人が顔を合わせるのはこれが最後になると、このザマでの戦いが彼女たちの最後の邂逅になるのだと二人とも心のどこかで確信していたからだった、スキピオはヒザを付くとうつむいて声を押し殺して泣いた。 |
ハンニバルはスキピオの前にしゃがむと無表情な顔を崩して優しく微笑んだ、そしてこう言った。 「以前のままの私なら…決して講和など考えなかったし…スキピオ!もしかしたら貴女を得意の手斧で騙し討ちしてしまっていたかも知れない…」 スキピオはその言葉を聞きハッとした表情で涙に濡れた顔を上げると優しく微笑むハンニバルの顔を見上げた。 「悲しいけれど…人は変わるのスキピオ…私の母…ハミルカルはずっとローマを憎んでいたの、私がまだ小さい時母はカルタゴ神を祭る神殿へと私を連れていき守護神像の前で打倒ローマを誓わせたの…」 ハンニバルは涙で濡れたスキピオの頬を手の甲で優しくなで上げるとこう続けた。 「まだ幼かった私にとってはローマとは憎むべき敵であり戦いとは敵を徹底的に殺し尽くすこと!領土を侵略し根こそぎ奪い取ることこそが勝利であると信じていたの…でもそんな私の信仰を全て否定してうち壊すとんでもない女に先日!私は出会ってしまったの♪」 テントの入り口でそんな二人の様子を伺っていたスキピオの副将レリウスはハンニバルの背後に真紅に輝きながら静かに揺らぐ炎を見ていた!いや…!それは本当に炎が燃えていたワケではなく彼が頭の中に持った単なる「イメージ」にすぎなかったかも知れない。 ふと気がつくと銀の槍を携えた赤い髪の女が、テントの反対側の入り口にまるで影のように佇んでいた、全身を漆黒のプレートやベルトで包んでいる、あの女はいつの間にあそこに居たのか?どうやら敵将も女戦士を護衛に連れて来ていたようだ、しかしまるで気配を感じなかった為にレリウスは幻を見ているような気分だった。 |
ハンニバルは両ヒザをついたスキピオの手をとり優しく立たせると後ろを振り返り赤い髪の女戦士に声をかける。 「ありがとう…レッド・ソニア!…もうこれで十分なの…!自身が傷つくのも構わず己が身を盾にしてまで誰かを守る!そんな生き様もまた戦いなのだと!貴女のアルティミスに対する想いが!このハンニバルに真の戦いの姿を教えてくれたの!」 スキピオはハンニバルが声をかけた事で初めて彼女の背後に立つ赤い髪の女戦士の存在に気がついた。 「レッド…ソニア?戦場の死神!?」 女戦士レッド・ソニアの名はローマでも広く知られており実際にハンニバルをイタリアから追い出す為に大金を払って彼女を雇い入れようと言う声が元老員の議会で上がったほどだった、議会の流れの関係で結局実行には移されなかったがもしかしたらこの女戦士は自分と共にハンニバル将軍と戦っていたかも知れない、そんな存在であった! 「なぜ…彼女がここに?」 もしもハンニバルが彼女を雇ったのならそれは大変な事態である、彼女の噂はスキピオも良く知っていた!絶望的な戦局をたった一人で覆すその能力!ウソか本当か?槍一本で天空の星さえも地上へ撃ち落すと言う話だった。 これだけ近くにいながらまるで気配を感じさせない身のこなしといい、今スキピオの目の前にいる女戦士は紛れも無く伝説の女戦士レッド・ソニアその人であった!と、その時!ずっと押し黙っていたレッド・ソニアが初めて口を開いた。 「ひとつ…将軍にゆっておこう、私はハンニバルに雇われてここにいるのではない、今の私は一個人の意思でこの場に居るにすぎない。 もしも貴女がハンニバルの想いやその言葉の意味を理解しようともせず彼女の首に刃を振り下ろしたなら私はハンニバルの代理としてカルタゴ軍の指揮を執り貴女と闘ったでしょう」 |
その赤い髪の女戦士が放つ言葉には異様な迫力があった!ただしゃべっているだけなのにすさまじい圧迫感…スキピオの背に一瞬冷たい汗が走る、戦場の死神の通り名は伊達ではないのだ! スキピオは自分の剣の腕前には過剰な自身を持っていたが今、目の前にいる存在にはまるで勝てる気がしなかった!無抵抗なハンニバルを斬り殺すような無粋な真似は許さないとこの死神は言っているのだ。 「私の国は戦いによって滅び去った、あれから十数年たった今もなお、私は故国の幻に縛られその幻影を追い続けている…きっとこれからも追い続けるのだろう…」 ソニアは目を細めるとまるで遠くにある風景でも見るかの様にスキピオとハンニバルの後ろの天幕を見つめた。 「今のお前たちは過去の私だ…だからこそ私と同じ道を辿って欲しくなかった!お前たちに…真に国を愛する気持ちがあるのなら、国家の滅亡と言う事態だけは回避できるように事を運んで欲しかった!」 ソニアはそう言うとハンニバルとスキピオにゆっくりとその背中を向ける…そしてこう言葉を続けた。 「…しかし、立派な二人の将が心を交えてさえ…もうこの戦いを止めることはできないらしい、闘えばどちらか一方が倒れるのは避けられない…。滅びは摂理であり人の死は定め…だが!それでも!」 次の瞬間ソニアの気配も姿もその全てが音もなく消え去っていた!後に残されたレッド・ソニアの存在の痕跡はかすかにゆらぐテントの天幕のみであった! レリウスにはソニアが将軍たちに投げかけた最後の言葉は聞き取れなかったがスキピオとハンニバルの耳にはレッド・ソニアの最後の言葉が確かに届いていた。 「生きろ!」と。 「さよならなの…レッド・ソニア…」 そう呟いたハンニバルの頬を小さな涙の粒がこぼれ落ちた。 |
飛び出すタイミングを見失ってからずっと蚊帳の外だったレリウスはレッド・ソニアが放つあまりのプレッシャーに気が張りつめてしまい失神寸前にまでなっていた「あれは並みの人間のなせる業ではない!」幾多の戦場をスキピオと共に戦い抜いて来たレリウスは直感的にそう感じた。 ソニアがテントを立ち去った後…これで会談は終わったと思い決戦の準備をするべく陣営へ戻ろうとテントから出ようとしたスキピオをハンニバルが静かに呼び止めた。 スキピオは「まだ何か?」と怪訝な顔をしつつもなぜだかテントの中に用意されていた小さなベッドの端に座るように促されるままに座った。 「…???」 尊敬するハンニバルとまともに話ができるのもこれが最後と思ったスキピオは大人しく彼女の言葉に従ったもののどうも様子がおかしい、と…ハンニバルは自分のマントを椅子の背もたれにかけスキピオのすぐ隣に並んで腰を降ろすと両目を細めこう呟いた。 「もうあまり時間がない…か…」 これから命を賭けて殺し合う敵将ハンニバルが自分のすぐ目の前にいる…いや!近すぎる!一体何を考えているのか? 「ふふふ…」 「可愛いの♪」 「え?」 ハンニバルはスキピオをベッドに押し倒すと驚いて目を見開いているスキピオの唇に自分の唇を重ねた! すかさず開いた口の中に自分の舌を滑り込ませて相手の舌を激しくねぶりあげた! ちゅう〜〜ッちゅぶッちゅぶりッ♪ 「んン〜〜ッッ!?」 |
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